東大寺学園中学校
学校法人 東大寺学園 東大寺学園中学校
〒631-0803 奈良市山稜町1375 TEL0742(47)5511
大正15年、東大寺により金鐘中等学校として設立、昭和38年の高校開設を機に改称。中高一貫教育を基本として、基礎学力の充実・錬磨につとめ、高等教育への素地をつくる。 進んで心身を鍛練し、個性の伸長・自主性の確立につとめ、いかなる苦難にも屈せぬ気概を養う。東大寺創建の精神にかんがみ、生あるものすべての共存・相互扶助への自覚を深め、情操豊かな人間性の育成につとめる。
受験デ-タ-1:応募者数・実質倍率
募集人員 | 応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | |
R2年度 | 200人 | 954人 | 909人 | 361人 | 2.52倍 |
R3年度 | 200人 | 925人 | 869人 | 361人 | 2.16倍 |
R4年度 | 200人 | 902人 | 856人 | 372人 | 2.30倍 |
受験デ-タ-2:配点・試験時間
国語 | 算数 | 理科 | 社会 | |
配 点 | 100点 | 100点 | 100点 | 100点 |
試験時間 | 50分 | 60分 | 50分 | 50分 |
*400点満点 3科受験は総合点の3分の4倍を総合点とする。 |
受験デ-タ-3:受験者平均点・合格最低点
国 語 | 算 数 | 社 会 | 理 科 | 総合点 | 合格最低点 | 合格最高点 | ||
R2年度 | 4教科 | 55.9点 | 51.9点 | 65.3点 | 66.1点 | 239.8点 | 250.0点 | 356点 |
R3年度 | 4教科 | 61.2点 | 52.7点 | 69.3点 | 61.5点 | 243点 | 249.0点 | 340点 |
R4年度 | 4教科 | 55.6点 | 41.6点 | 65.8点 | 53.5点 | 217.5点 | 249.0点 | 340点 |
*4科目受験は各科目の得点の合計と国算理3教科の合計の3分の4倍との高い方を総合点とします。 *3科目受験は各科目の得点の合計の3分の4倍を総合点とします。 |
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東大寺学園中学校の出題傾向
- 算数:傾向と対策
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東大寺中学算数の出題傾向は、文章題分野が全体の40%の割合で、図形分野が37%で続く。この2分野で全体の77%を占める。その他計算分野16%、整数7%である。関数、割合分野は出題されていない。大問5題で、1問目が3題小問に分かれている。計算分野の16%はこの小問の1問にあたる。問題数が少なく、ほとんどが文章題と図形分野の出題であることが特徴的である。
文章題分野では「場合の数」毎年のように出題され、他の単元はランダムに出題される。図形分野では「容積」「対称図形」「図形の移動」が中心の出題である。
文章題分野、図形分野の特徴的出題単元を中心に対策を立てることが必要だ。難問は少ないが、簡単な問題も少ないので、難しい問題に時間をかけず、着実に標準問題を解くことが合否の分かれ目となる。
なお、当出版発行の「分野別中学入試問題集」等を利用し、他の難関校の問題を解くことも力を蓄えるのによい。 - 国語:傾向と対策
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第1問は漢字、次に四字熟語や故事成語、そして、物語文・説明文と続くのが通常のパタ-ンとなっている。漢字の量も熟語や故事成語の量も多いので、この問題は確実に解くようにしたい。また、熟語の成り立ち、慣用句、四字熟語など、広い範囲から出題されている。これらの問題もチェックしておこう。
物語文・説明文は比較的長く、設問では50字~80字でまとめさせたり、説明させたりする問題がいくつか見られるので、日頃から記述に慣れるようにしておくことが対策となる。そのため、日頃から長文をポイントを押さえて速読することを勧める。 - 理科:傾向と対策
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東大寺中理科の出題傾向は、物理分野が38%、生物分野、化学分野と地学分野はほぼ同じぐらいで約20%である。物理分野の出題割合が多いことが特徴である。
単元別に見ていくと、物理分野では「てこ・バネ」「回路」の出題が多く、「光」もこの6年間で2回出題されている。生物分野では「魚の育ち方」「昆虫」、化学分野では「水溶液関連の問題(金属との反応・中和)」、地学分野では「太陽と月」の出題率が多い。各分野の出題単元が特徴的なので、出題傾向に合わせた学習計画が功を奏することもある。
問題文が多いので、時間配分に注意したい。物理・地学分野を中心に比較的難しい問題が出題されるので、時間をかけすぎないようにする。
また、総合問題形式で出題される問題も1題あるので、基本的知識を正確にすることも必要である。 - 社会:傾向と対策
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社会は問題量の多さが目立つ。歴史・地理・公民・時事問題が1/4ずつを占め、全体に均等に出題されている。
時事問題では、「愛知万博」や「ハンセン病の裁判」など今話題となっている事件も出題されている。日頃から新聞に目を通したり、テレビのニュ-スに耳を傾けたりして、社会の動きに関心を持つことが必要だ。
地理の問題では、いくつかの県の人口・産業・工業別出荷額等から県を区別させる等の問題が出題される。このような問題は各県の特色を理解することが必要で、常日頃から整理して覚えておくことが必要だ。
歴史では「図版」表し、それに関連した事件や産業などの問題が出題されるので、教科書の「図版」などを注意深くチェックすることも1つの対策になる。