南山中学校男子部
学校法人 南山学園 南山中学校男子部
〒466-0838 名古屋市昭和区五軒家町6 TEL(052)831-6455
南山中学男子部は、中部地区の最難関私立大学でもある南山大学の附属中学であるので、人気が高く、東海中学と受験日が重なるにも関わらず、毎年3倍近い倍率がありましたが、近年は小学部を増設したせいか若干応募者数を減らしている。また、南山大学以外の外部受験する生徒が増え、有名国立大学・医学部・有名私立大学に多数の合格者を送り込んでいる。
南山男子受験をされるお子さまをお持ちのご父兄は、以下の情報を参考に来春の合格を勝ち取って下さい。
受験デ-タ-1:応募者数・実質倍率
募集人員 | 応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | |
R5年度 | 200人 | 784人 | 624人 | 217人 | 2.87倍 |
R6年度 | 200人 | 786人 | 631人 | 206人 | 3.06倍 |
R7年度 | 200人 | 902人 | 720人 | 215人 | 3.35倍 |
受験デ-タ-2:配点・試験時間
国 語 | 算 数 | 理 科 | 社 会 | |
配 点 | 200点 | 200点 | 200点 | 200点 |
試験時間 | 60分 | 60分 | 50分 | 50分 |
受験デ-タ-3:受験者平均点・合格最高点
国 語 | 算 数 | 理 科 | 社 会 | 4科総合 | 合格最低点 | |
R5年度 | 127.2点 | 97.9点 | 116.3点 | 133.6点 | 475.0点 | 516点 |
R6年度 | 121.5点 | 101.4点 | 99.2点 | 109.2点 | 431.2点 | 476点 |
R7年度 | 137.9点 | 85.1点 | 124.4点 | 116.0点 | 463.3点 | 519点 |
令和7年度入試日程
1/6 | 1/11~13 | 1/18 | 1/19 | 1/25・26 | 2/1 | 2/2・8 | |
男子校 | 名古屋 | 東海 南山男子 |
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女子校 | 名古屋女子A 聖霊VAP 名古屋葵大附 |
金城思考力 聖霊VAP |
愛知淑徳 椙山女学園 |
南山女子 | 名古屋葵大附 | ||
共学校 | 星城Ⅰ 大成特 |
名経大市邨B 名経大高蔵 大成専 清林館推・特 |
愛知 名古屋国際グ 愛工大奨学生 名古屋国際A 春日丘Ⅰ |
愛工大一般 名古屋国際B |
大成一般 名経大市邨Ⅱ 名経大高蔵B 春日丘Ⅱ |
滝 星城Ⅱ |
南山中学校男子部 おすすめ教材
南山中学校男子部の出題傾向
- 算数:傾向と対策
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南山男子算数の出題傾向は図形分野が全体の34%と一番多く、次に文章題分野が26%、計算分野が14%となっています。また、整数分野が10%、割合分野が7%、関数分野が9%の出題です。計算分野が比較的多く、割合分野の出題が少ないことが特徴です。また、他校に比べて関数分野が多いことも特徴の1つです。以前は一般的な問題が出題され高得点が得られたが、近年は比較的難しい問題が出題される傾向にあります。また、作図や計算の途中式の記述問題も出題されるので、日頃から計算式などを書く習慣を付けておくことが必要です。
文章題分野では「場合の数」が毎年のように出題され、「ツルカメ算」「平均算」の出題が多い。図形分野では「図形の移動」「角度」「作図」「比を使った図形問題(相似)」が多く出題されます。整数分野では「数列」「規則性」、関数分野では「区分関数」、割合分野では「割合の応用」が毎年のように出題される。出題傾向がはっきりしているので、「単元別合格問題集(過去15年)」の利用が効果的です。
なお、詳しくは当会発行の「単元別合格問題集」の問題分析を参照下さい。
- 国語:傾向と対策
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南山男子国語の出題傾向は、物語文と随筆文が交互に出ていましたが、ここ近年は物語文と説明文(論説文)が2題出題されています。今年は久々に物語文と随筆文の2題になりました。また、漢字も近年より単独問題になり毎年10題出題され、ウエ-トが高くなりました。問題内容は、記号選択・抜き出し問題が中心で、語句補充の問題が多いので、正確に意味を取って読むことが必要です。自由記述は2問ほど毎年出題されますが、字数が60~90字と長いので、常日頃からの訓練が必要です。
また、全体の傾向としては、文章が長文化する傾向があるので、読む時間と問題を解く時間の割合を考えて日頃から練習しておくことも大切です。
- 理科:傾向と対策
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南山男子理科の出題傾向は、物理分野が28%、地学分野が25%と出題割合が多く、次に化学分野16%、生物分野が19%、総合・実験分野が12%です。他校と比べて生物分野の出題が少なく、地学分野、総合・実験分野の出題割合が多いことが特徴です。
物理分野では、「てこ・ばね」「運動」を中心に、化学分野では「酸素・二酸化炭素」「水溶液関連の問題」「溶解」、生物分野はランダムの出題で、地学分野では「地層」の出題が多く、他は「太陽と月」「天気・気温」が主に出題されています。
物理分野・地学分野を中心に、受験対策をしましょう。出題傾向がはっきりしているので、受験期が迫った時期には、それらの単元を中心に対策を進めましょう。「てこ」「星の動き」など、かなり難しい問題も出題されるので、過去問を中心に力を付ける必要があります。しっかりとした知識を身につけてください。
なお、弱点補強には当会発行の「単元別合格問題集」を是非ご利用下さい。 過去15年分が単元別に整理されており、間違えた種類の問題の補強になります。
- 社会:傾向と対策
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大問数は2019年から3問となっています。2017年以降の50分200点満点に変更になっても、小設問数はこれまで同様約50題程度の出題でしたが、2019年以降は設問数が約60題に増えています。問題用紙もかつての3枚から5枚に増え、リード文の分量や設問数も増えました。それにともない難易度も上がっています。教科書に記載されている表・図・地図などが出題される可能性が高いので、教科書を中心とした学習が必要です。問題のレベルはそれほど高くありませんが、高得点が必要とされています。
分野的には歴史の出題割合が多い中学校です。また、2023年の時事直接出題は、4題にとどまりましたが、2018年~2022年の平均は7題となっていて、他校と比べて特に多くなっています。南男の社会はかなり時事問題が出題されると思ってください。