甲陽学院中学校
学校法人 辰馬育英会 甲陽学院中学校
〒662-0955 西宮市中葭原町2-15 TEL079(833)5012
大正6年創立、「気品高く教養豊かな有為の人材を養成する」ことを目標とする。そのため中学では学習面ばかりではなく、情操教育を重視し、特に規律の励行、礼儀作法の実践体得に力を注いでいる。
学習面では県下トップ校の誉れ高く、進学実績では灘中高に次ぐ実績を上げている。生活の面では、 勤勉努力の校風を体得すべく、特に中学校では、学力・体力の基礎づくりに力点を置き、また高等学校では、自主性・創造性を重視している。
受験デ-タ-1:応募者数・実質倍率
募集人員 | 応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | |
R2年度 | 200人 | 410人 | 383人 | 217人 | 1.8倍 |
R3年度 | 200人 | 410人 | 380人 | 215人 | 1.8倍 |
R4年度 | 200人 | 344人 | 327人 | 211人 | 1.8倍 |
受験デ-タ-2:配点・試験時間
国語 | 算数 | 理科 | |
配 点 | 200点 | 200点 | 100点 |
試験時間 | 55分 | 55分 | 55分 |
算国は1日目、2日目各100点 |
受験デ-タ-3:受験者平均点・合格最低点
国 語 | 算 数 | 理 科 | 総合点 | 合格最高点 | 合格最低点 | |
R2年度 | 127.8点 | 111.1点 | 53.9点 | 292.8点 | 403点 | 288点 |
R3年度 | 109.0点 | 125.1点 | 52.1点 | 286.2点 | 397点 | 285点 |
R4年度 | 117.6点 | 134.2点 | 61.4点 | 313.2点 | 417点 | 301点 |
算国は(第1日目+第2日目)の合算です。 |
甲陽学院中学校 おすすめ教材
甲陽学院中学校の出題傾向
- 算数:傾向と対策
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甲陽中算数の出題傾向は、図形分野が全体の36%の割合で、文章題分野が28%で続きます。整数分野は22%と他校と比べるとかなり多い出題です。その他割合分野、計算分野が5~6%で、関数分野は3%です。図形分野の割合が多く、他校と比べて整数分野の出題が多いことが特徴です。
文章題分野では「場合の数」「文章題その他」、図形分野では「錘の問題」「比を使った図形問題」、割合分野では「速さと比」、整数分野では「規則性」「数列」の問題が中心に出題されます。
出題単元がはっきりしているので、対策を立てることが大切です。しかし、その前に根気よく難問に取り組む姿勢を日頃から身につけることが先決です。
テスト中は難しい問題に時間をかけず、着実にできる問題を解くことが合否の分かれ目となります。
なお、詳しくは当出版発行の「単元別中学入試問題集」の問題分析を参照下さい。 - 国語:傾向と対策
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エッセイを題材に一問、物語文の読解で一問という形が定着しつつありますが、そのこと自体は固定して考える必要はありません。慣用句などの言葉の知識が長文の中で自然に問われるので、その方向についての意識は重要です。また、一、二行程度で書かせるという形式が中心なので、ごまかしが利かない読解力が要求されています。全文要約はおおむね選択式で出題されていますが、むしろ日常の学習の中で、文章にタイトルをつけたり二十字から四十字くらいでまとめるというトレーニングをとりいれると効果が高いと思われます。
有効な対策は、論理的な言語能力を高めることです。自然科学や、社会がかかえている課題についての明確な主張を含んだ文章を多く読み、「要するに何なのか」を短くまとめて書き、伝達するという技術を向上させるというまっとうな対策で対処できるはずです。 - 理科:傾向と対策
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甲陽中理科の出題傾向は、物理分野が33%、化学分野が31%、生物分野が22%、地学分野は13%です。物理分野、化学分野の出題割合が多いことが特徴です。特に化学分野は他校に比べて出題割合が多いです。
単元別に見ていくと、物理分野では「てこ・バネ」「電流・電磁石」の出題が多く、化学分野では「金属との反応(水溶液)」「中和」「溶解」生物分野では「環境」「季節と生物」、地学分野では「星の動き」「天気・気温」の出題率が多い。
化学分野を中心に難しい問題が出題されます。特に「中和 」「金属との反応」などの問題は十分過去問をこなして対策を立てましょう。
なお、詳しくは当会発行の「単元別中学入試問題集」の問題分析を参照下さい。